１．中小企業省力化投資補助金とは？

　売上拡大や生産性向上をしたいが人手不足に悩む中小企業等が、IoT・ロボット等、人手不足解消に効果がある汎用製品を導入するための事業費等の経費の一部を補助することにより、省力化投資を促進して中小企業等の付加価値額や生産性向上を図るとともに、賃上げにつなげることを目的とした補助金です。
　あくまでも設備導入による改善なので、DXなどシステム導入についてはIT補助金となりますので注意してください。

２．補助対象事業者は？

　人手不足の状態にある企業が、予め決められた汎用製品をカタログから選択・導入することで、生産性向上と賃上げをに取り組む中小企業事業者になります。

・中小企業の定義は？

業種分類	中小企業基本法の定義
製造業その他	資本金の額又は出資の総額が 3億円以下の会社又は 常時使用する従業員の数が 300人以下の会社及び個人
卸売業	資本金の額又は出資の総額が 1億円以下の会社又は 常時使用する従業員の数が 100人以下の会社及び個人
小売業	資本金の額又は出資の総額が 5千万円以下の会社又は 常時使用する従業員の数が 50人以下の会社及び個人
サービス業	資本金の額又は出資の総額が 5千万円以下の会社又は 常時使用する従業員の数が 100人以下の会社及び個人

・４つの「みなさま」誰のこと？

工業会のみなさま	省力化に資する製品カテゴリを生産することが想定される事業者等を主な会員とする工業会等の業界団体。製造メーカーではない。 （カタログに掲載する製品の種類を登録する団体） 製品カテゴリ例：清掃ロボット、自動倉庫、無人搬送車など
製造事業者のみなさま	登録されたカテゴリに対して、自社の製品をカタログに登録するメーカー
販売事業者のみなさま	カタログ登録された製品を販売する代理店など
中小企業等のみなさま	代理店から製品を購入し、補助金を申請したい事業者

３．補助額・補助率は？

中小企業の従業員数５名以下から２１名以上によって補助額上限が変わります。

	補助上限額 （賃上げの場合）	補助率
従業員数 5名以下	200万円（300万円）	1/2
従業員数 6～20名	500万円（750万円）	1/2
従業員数 21名以上	1,000万円（1,500万円）	1/2

※賃上げに取り組む場合に補助上限額が上がる大型補助金としては、「ものづくり補助金」や「事業再構築補助金」なども参考にしてください。

４．商品カタログとは？

あらかじめ補助の対象として登録された省力化製品のリストを指します。
「省力化製品」とは、省力化製品製造事業者が製造し、省力化製品販売事業者が販売し、カタログに登録された汎用製品を指します。
自社の課題・ニーズに合わせて、必要な製品を導入し短期間で効果を出しましょう。

５．公募要領掲載ページ

以下のURLは「中小企業省力化投資補助事業」の公式サイトです。
公募要領などダウンロードできます。

中小企業省力化投資補助金 (smrj.go.jp)

※ここまでの記述は「中小企業省力化投資補助金」公式サイトからの抜粋です。

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