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今回お伝えしたいこと
今日は「就労障がい福祉サービスにおけるICT機器等導入支援事業」にドローンがどのように関われるか検討してみます。
公式URL:https://www.pref.tokushima.lg.jp/jigyoshanokata/kenko/shogaifukushi/7240348/
この補助金は、障がい者就労施設等事業者に対して、ICTやAIの活用により、障がい者の従事担当業務の拡大や、工賃・賃金の向上を図るものです。
以下、公式URLから抜粋です。
事業の概要
就労系障がい福祉サービスにおけるICT機器等の活用により、
・障がい者の生産能力向上を図り、
・従事可能な担当業務を拡充するため、
ICT機器等の導入に係る経費を助成します。
全国の就労系障がい福祉サービスにおけるICT機器等の導入の参考となるよう、事業所においてICT機器等の導入目的、導入製品の内容や活用方法、障がい者の生産活動の参加状況、導入効果等を当該施設等のホームページ等により公表することが必要です。
補助対象事業者
・就労継続支援A型事業所
(経営改善計画書若しくは賃金向上計画を徳島県に提出している事業所)
・就労継続支援B型事業所
(「工賃向上計画」を作成している事業所)
・生活介護事業所
(「工賃向上計画」を作成し、工賃向上に意欲的に取り組んでいる事業所)
・地域活動支援センター
(「工賃向上計画」を作成し、工賃向上に意欲的に取り組んでいる事業所)
・共同受注窓口
補助対象経費
以下のいずれかに該当するICT機器等
(RPAやAI等の技術を搭載したものが望ましい)
ア 導入することで、障がい者の従事可能な担当業務の拡充が図られるもの
イ 生産活動を行うために障がい者自身が利用するもの
ウ 導入することにより、障がい者の工賃や賃金の向上が見込まれるもの
(例)
・従来のレジ打ちが困難な利用者向けのAIレジ
・遠隔で操作できる接客ロボットやドローン
・障がい者が使用しやすいように改良したPCやタブレット等を使用したアプリ
(ただし、単なるPCやタブレットの購入費用は補助対象とならない)
・事務作業の簡略化のためのRPA技術を搭載したもの
・研修用のVRゴーグル 等
AI等の技術を搭載したものとは、具体的にはどのようなことが考えられるでしょう?
例えば、AIの活用としては以下のようなことはどうでしょう?
障がい者に向けたカメラの映像を、AIでリアルタイムに分析し、腕や手先の動きをデータ化することで、
① 危険な動作をしそうな瞬間に機械を停止させる
② この動きをしたら、自動的に機械を先に進める
③ この動きの場合は、この工具の場所を点灯させる
このくらいのことなら、すぐに実験できると思いますよ!
この例の中に、ドローンの活用も入っていますが、
ドローンがどんなことに使えそうですか?
例では、ドローンの活用の具体例は書かれていませんが、
遠隔でドローンを操作することで何に使えそうですか?
ドローンなので屋外での活用ですよね?
一般的なカメラドローンでしょうから、映像から何ができるか?
事業所なので、人やトラックの監視でしょうか?
例えば、ドローンとAIを組み合わせて考えてみると、
ドローンのカメラ映像から、AIで人の動きをリアルタイムに判断する。
① 工場敷地内にいる人の動きを分析し、どこに何人いるか?どちらに向かって歩いているか?によって、次の作業を指示する
② 自動車が入ってきたら、ナンバープレートを読み取り、関係車両か判断し、ドライバーの動きを検知し、次の作業を指示する
③ トラックからの荷下ろし状況を監視し、次の作業指示をする
④ ドライバーに渡すものがあれば、渡し忘れが無いか監視する
⑤ 映像を3D化して、荷物の個数、寸法や体積を計るなど
このくらいのことなら、すぐに実験できると思いますよ!
他にも、20〜30kgの荷物なら運搬もできそうですね。
提出期限が、令和6年5月23日(木)【厳守】なので、今回の補助金申請は間に合いそうもありませんが、いろいろできそうなことがありそうですね。
業務効率化や賃金向上だけでなく、AI活用は事故防止にもつながります。様々な業種で利用できるのではないでしょうか。
厚生労働省 社会・援護局からの、「令和5年度就労系障害福祉サービスにおける ICT 機器等導入支援事業の実施について(通知)」について、障がい者就労施設等事業者の方は検討してみてはいかがでしょうか。
以上