巡回指導チェックリスト

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以下は、運送業者さん（運行管理者さん）向けのチェックシートです。
巡回指導を受ける際に各項目の実施状況を確認してください。
巡回指導でチェックされる38項目（大きく分けて7項目）

■ 事業計画等 8項目 ※経営許可申請書、事業計画変更認可申請書、届出書、車検証等で確認

主たる事務所及び営業所の名称、位置に変更はないか（重点項目）
営業所に配置する事業用自動車の種別及び数に変更はないか
自動車車庫の位置及び収容能力に変更はないか（重点項目）
乗務員の休憩・睡眠施設の位置、収容能力は適正か
乗務員の休憩・睡眠施設の保守、管理は適正か
届出事項に変更はないか（本社巡回に限る）
自家用貨物自動車の違法な営業類似行為（白トラの利用等）はないか（重点項目）
名義貸し、事業の貸渡し等はないか（重点項目）

■ 帳票類の整備、報告等　5項目

事故記録が適正に記録され、保存されているか（実際に事故がなくても、事故記録の用紙だけでも準備しておく。軽微な事故もファイルしておく）
自動車事故報告書を提出しているか
運転者台帳が適正に記入等され、保存されているか
車両台帳が整備され、適正に記入等されているか（車検証のファイル）
事業報告書及び事業実績報告書を提出しているか（本社巡回に限る）

■ 運行管理等　13項目

運行管理規程が定められているか
運行管理者が選任され、届出されているか（最重点項目）
運行管理者に所定の研修（2年に一度）を受けさせているか（手帳で確認できる）
事業計画に従い、必要な員数の運転者を確保しているか
過労防止を配慮した勤務時間、乗務時間を定め、これを基に乗務割が作成され、休憩時間、睡眠のための時間が適正に管理されているか（最重点項目）
過積載による運送を行っていないか（最重点項目）
点呼の実施及びその記録、保存は適正か（最重点項目）
乗務等の記録（運転日報）の作成・保存は適正か（重点項目）
運行記録計による記録及びその保存・活用は適正か（重点項目）
運行指示書（2泊3日以上の運行の場合のみ）の作成、指示、携行、保存は適正か（重点項目）
乗務員に対する輸送の安全確保に必要な指導監督を行っているか（最重点項目）
特定の運転者に対して特別な指導を行っているか（重点項目）
特定の運転者に対して適性診断を受けさせているか（重点項目）

■ 車両管理等　5項目

整備管理規程が定められているか
整備管理者が選任され、届出されているか（最重点項目）
整備管理者に所定の研修（2年に一度）を受けさせているか
日常点検基準を作成し、これに基づき点検を適正に行っているか
定期点検基準を作成し、これに基づき、適正に点検・整備を行い、点検整備記録簿等が保存されているか（最重点項目）（3ヶ月、6ヶ月点検の記録。整備工場に預けている場合は、戻してもらう）

■ 労基法等　4項目

就業規則が制定され、届出されているか（重点項目）
３６協定が締結され、届出されているか
労働時間、休日労働について違法性はないか（運転時間を除く）
所要の健康診断を実施し、その記録・保存が適正にされているか（重点項目）（入社してすぐの方も受けてもらう。巡回時に受けていないと指摘される）

■ 法定福利費　2項目　※ドライバーの全員分が給料明細などでチェックされる

労災保険・雇用保険に加入しているか（重点項目）
健康保険・厚生年金保険に加入しているか（重点項目）

■ 運輸安全マネジメント　4項目

輸送の安全に関する基本的な方針が定められているか
輸送の安全に関する目標が定められているか
輸送の安全に関する計画が策定されているか
運輸安全マネジメントの公表がされている

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